【プロ直伝】時計のオーバーホール（修理）おすすめ店の選び方

時計は、定期的に内部のムーブメントを分解・洗浄をするオーバーホールが必要です。これは安い時計でも、ロレックスやオメガといった高い時計でも同じで、オーバーホールをしないで使用を続けるとムーブメントが破損してしまい、高額な修理費がかかってしまいます。そのためオーバーホールは怠らず、定期的に行うようにしましょう。
しかしオーバーホールが必要と言っても、メーカーや時計修理店など、「どこに依頼すればいいのかわからない」という方も多くいるかと思います。
そこでこの記事では、オーバーホールの概要と優良な時計修理店の選び方についてご紹介します。
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1 オーバーホールが必要な理由

はじめにオーバーホールが必要な理由を解説します。

時計の内部は、ムーブメントとよばれる機械によって動いています。このムーブメントは、一つ一つが小さな部品が組み合わさってできているため、少しの異常でも悪影響を及ぼしてしまいます。

そのため、定期的に部品の不具合や噛み合わせが悪くなっていないかを確認、修正するためにオーバーホールが必要です。また部品の摩耗が激しい部分には、摩耗によって部品が傷つかないように、専用の油が注油されています。この油は長期間放置すると、乾いてしまうため、オーバーホールで新たに注油する必要があります。

オーバーホールをせずに放置してしまうと、油が乾き部品同士が摩耗し、時計の精度が悪くなってしまいます。さらに状況が悪くなると部品が破損し、高額の修理代金がかかってしまったり、最悪の場合修理ができなくなってしまったりすることもあります。

このような事態を防ぐために、定期的にオーバーホールを行い、時計の状態を良好に保ちましょう。

1.1 オーバーホールの頻度は？

定期的なオーバーホールが必要ですが、どのくらいの期間で行えばよいのでしょうか。機械式時計は3～5年に一度、クォーツ式時計は7年に一度が一般的と言われています。しかしこれはあくまでも目安であり、使用頻度や使用状況などによって異なってくるため、気になる方は、時計修理店に問い合わせてみましょう。
またこの期間内であっても、時計の精度が悪かったり動作不良が見られたりする場合は、なるべく早くオーバーホールを依頼するようにしましょう。

1.2 クォーツ式時計もオーバーホールが必要

時計のオーバーホールと言うと、機械式時計だけで電池式のクォーツ式時計は関係ないと思われる方もいるかもしれません。しかしクォーツ式時計であってもオーバーホールは必要です。クォーツ式時計の場合、針を動かす部分の歯車の状態や、防水の役割を果たしているパッキンの劣化などを確認する必要があります。またクォーツ式時計の電池を入れたまま長期間放置すると、電池から液体が漏れ故障につながる「液漏れ」が発生するため、長い間しまっていたクォーツ式時計を使おうと思っている方も、オーバーホールが必要になります。
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2 オーバーホールの相場

ここでは、オーバーホールにかかる料金の目安について解説します。オーバーホールを依頼する方法は、大きくメーカー正規店と民間の時計修理店があるため、この2つにしぼってご紹介します。

2.1 メーカー正規店

メーカー正規店は、時計ブランドを販売する正規のメーカーで時計修理を依頼する方法です。メーカーに所属する技術者による丁寧な修理を受けられる安心感がありますが、その分費用が高く、納期も長くなります。

2.2 時計修理店

時計修理店は、民間が運営する時計修理を専門にする店舗です。地域に密着した小さな時計店から、全国に展開する規模までさまざまな店舗があります。
そのため時計修理店によって費用に幅がありますが、平均価格は22,000円～52,000円（税込）です。
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3 オーバーホールにかかる期間

「時計を預けたらなるべく早く手元に戻ってきてほしい」と思う方もいるでしょう。しかしオーバーホールは、時計の内部をすべて分解し部品を超音波洗浄し、再び組み立て動作に問題がないか確認するためランニングテストを行います。そのため依頼をしてすぐに戻ってくることはなく、一定の期間が必要です。
一般的にメーカーは、納期が長く発生する傾向があり、多くが1ヶ月～2ヶ月近くかかります。時計修理店は、メーカーよりも納期は短く1ヶ月前後です。早いところでは2週間でオーバーホールが完了する時計修理店もあります。

4 時計修理店の選び方

オーバーホールを依頼する時計修理店は、どのような基準で選べばよいのでしょうか。ここでは、優良な時計修理店の選び方を4つご紹介します。

4.1 時計修理店の技術力が高いか

1つ目のポイントは高い技術力を持っているかです。技術力の高さはどこで見極めれば良いかと言うと、在籍している技術者が資格を取得しているかを確認しましょう。
時計修理は、資格がなくても請け負うことは可能ですが、技術力が未知数のため、大切な時計を預ける点では不安が伴いますよね。そのため外部から認められた時計修理の資格を持つ技術者が在籍するところであれば、安心して依頼することができます。
時計修理を行う時計技師には、国家資格である時計修理技能士という資格があります。時計修理店に、時計修理技能士を取得した技術者が多く在籍している時計修理店は、技術力が高いと言えます。

4.2 時計修理店の修理実績は豊富か

2つ目のポイントは、時計修理店の過去の修理実績が豊富にあるかです。修理実績が多ければ、その分さまざまな修理に関する設備やノウハウを保有していると言えます。そのためオーバーホールを依頼しても断られる可能性が低く、多くの時計のブランドやモデルのオーバーホールに対応していると言えます。

4.3 時計修理店の保証は充実しているか

3つ目のポイントは、オーバーホール完了後の保証が充実しているかです。時計修理店の多くは、オーバーホールをしたあとの保証がついています。保証期間内に、自然使用で不具合が発生した場合、無償で対応してもらえるため、当然保証付きの時計修理店を選んだほうが良いと言えます。
また内容も、時計修理店によって保証期間や保証内容が異なるため、保証内容を事前に確認して選ぶことをおすすめします。

4.4 時計修理店の納期はどのくらいか

4つ目のポイントは、時計修理店の納期はどのくらいかかるのかを確認することです。時計のオーバーホールには、通常1ヶ月前後かかります。しかしなかには、オーバーホールを2週間で対応するといった、納期の早さを強みにした時計修理店もあります。早く時計を使いたい方は、納期の早さで選ぶと良いでしょう。
しかしオーバーホールの工程には、正常に動作しているか確認するランニングテストがあります。納期が早い時計修理店がこのような工程を省いているとは言えませんが、オーバーホールを急いでいない方は、できれば通常の1ヶ月程度の納期の時計修理店に依頼したほうが良いでしょう。

時計オーバーホールおすすめランキング

時計のオーバーホールの概要と、優良な時計修理店の選び方を解説しました。大切な時計を長く使い続けるには、定期的なオーバーホールが必要です。数多くある時計修理店から優良なところを見極めるには、資格を持った技術者が在籍しているか、修理実績は豊富か、オーバーホール後の保証は充実しているか、納期はどのくらいかを確認しましょう。
ぜひこの記事を参考にして長期的な時計のケアをお願いできる優良な時計修理店を見つけてみてください。
それでは続いて当サイトがおすすめする業者を紹介したいと思います。

1位：CIEN

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3位：WATCH COMPANY

通常修理ならメーカー正規なら2ヶ月。一般的な修理業者であれば1ヶ月ほど時間がかかりますがWATCH COMPANYは原則3営業日で見積もりをして最短2週間で納品という圧倒的な早さとなります。無料梱包キットもあり様々なメディアに取り上げられる実績もあります。そして実際の受託本数も20,000本を超える実績があり信頼できるオーバーホール店となっています。