メンズスキンケアで話題のオルビス ミスターを実際に使ってみた!

B!

男性の肌に関する悩みやトラブル。

おそらく最初に思い浮かべるのが「顔のベタつき」「テカリ」だろう。

今回はタイトルでわかるとおりメンズ諸君に紹介したい商品があるのだが、

まずはメンズスキンケアに関する基礎的な知識を先にお伝えしておこう。

メンズスキンケアの基本

ちなみに、もしすでに知っているというスキンケアに余念のないメンズであれば、

この冒頭部は飛ばして読んでもらえるとありがたい。

男性の肌と皮脂との関係

女性と比べて、男性の肌は皮脂の分泌量が約2倍から3倍であるといわれている。

これは、男性ホルモンによって皮脂腺が発達し、皮脂の分泌が促進されるためである。

 

男性ホルモンの量は遺伝に左右される部分が大きく、

したがって皮脂の量も遺伝で決まってしまう

 

いわゆる「脂性(あぶらしょう)」の男性は、

朝しっかり洗顔をしても夕刻には『まるで台所で揚げ物をしてきたかのような』

テカリになることもある。

そんな苦い経験を経験したことのあるメンズも少なくないだろう。

 

なので、日ごろからのこまめなスキンケアがなにより大事だというわけだ。

皮脂による顔のトラブル

ベタつきとテカリ以外にもメンズスキンケアにおけるトラブルは多くある。

ここでは代表的な2つを紹介する。

毛穴の詰まり

まずは毛穴の詰まり」だ。

「角栓」という言葉を聞いたことはないだろうか。

 

毛穴に長時間皮脂が溜まると、毛穴が皮脂で詰まって黒ずんでしまう。

特に、鼻における黒いブツブツ、いわゆる「いちご鼻」の正体がこの角栓である。

触るとざらざらするだけでなく、見た目も清潔とは言いがたい厄介者だ。

ちなみに毛穴の詰まりは「ニキビ」の原因にもなってしまうので、若いメンズは要注意だ。

臭い

2つ目は「臭い」である。体臭は加齢臭や疲労臭、汗の臭いや口臭以外にも潜んでいる。

油は酸化することによって臭いを発するようになるのだが、

これは皮脂でも例外ではない。

特に鼻のまわりなどは長時間放置すると臭うようになる。

 

「スメハラ」などという言葉も一般的になってきた昨今、

気をつけたいエチケットのひとつだ。

 

最後になるが、脂の分泌が多いのは「Tゾーン(額と鼻)」である。

後述の「Uゾーン」とあわせて覚えておこう。

忘れてはいけない肌の「乾燥」

意外と軽視されがちなのが、肌の乾燥、いわゆる「カサつき」である。

これは特定の季節に限っての話ではない。

 

男性の肌における水分の含有量は女性の1/3以下といわれている。

さらに水分の蒸散量も女性の3倍以上といわれるから驚きだ。

 

男性はこれまで女性ほどスキンケアを行う習慣がなく

毎日のヒゲ剃りによってさらに乾燥しやすくなる

実は、男性にとって肌の乾燥とはかなりの大敵なのである。

肌の乾燥によるトラブル

秋から冬にかけて、口やアゴのまわりが洗顔後につっぱったように感じたり

白く粉を吹いたようになったりしたことはないだろうか。

場合によってはひりひりと痛むことさえある。

これらは、肌の水分不足が主な原因である。

 

また、肌の乾燥は肌荒れを招きやすい

特に乾燥しやすいのはアゴから口まわりにかけてのいわゆる「Uゾーン」だが、

肌が荒れるとこのUゾーンが赤らんでしまったり、

吹き出物ができてしまったりする。

ちなみに先述の「皮脂」は、弱った肌への刺激物になりうるのである。

まさにダブルパンチだな。

 

さらに冒頭で「テカリ」と述べたが、これも決して皮脂だけの問題だけでない。

肌の「テカリ」というのは、

乾燥してカサカサになった肌の角質層に分泌した皮脂が乱反射することで生じる。

こちらもやはりダブルパンチだ。

 

皮脂汚れと乾燥は男性の肌に合わせて起きやすいトラブルであり、

切っても切り離すことのできない関係だということを覚えておいてほしい。

メンズスキンケアに必須な要素とは?

ここまで説明するとだいたいの男性は気づくと思うが、

メンズスキンケアのアイテムに必須な要素は下記の2点である。

・皮脂汚れをしっかり落としてくれるもの

・肌の水分量を保ってくれるもの

 

洗顔料や化粧水、乳液や美容液を選ぶ際はこの2つを基本に選んでくれ。

ちなみに30代後半からは「アンチエイジング」も加わってくる。

スクラブ洗顔のメリットとデメリット

少し横道にそれるが、「スクラブ洗顔」という洗顔料について

聞いたことはないだろうか。

 

これは、細かい粒子が含まれた洗顔料のことである。

これらの粒子が毛穴の汚れをかき出してくれたり、古い角質を取り除いてくれたりと、

顔の汚れを落とすアイテムに適しているとされ、メンズ洗顔料に使われることが多い。

 

もちろんスクラブ洗顔は悪いものではなく、定期的に使用すると効果的ではある。

しかしこれをメインに使っていることで「ゴシゴシ洗い」が癖になってしまい、

洗顔方法の誤解や、肌を傷める原因となってしまうこともある。

 

また、過剰に肌をこすってしまうと、来は肌に必要なはずの水分まで奪ってしまい

そのあとのケアをしっかりしても保湿されないといった状態に陥ることもある。

 

つまり、洗顔料は正しい洗顔方法で使用しないと諸刃の剣なのである。

今回はせっかくなので正しい洗顔方法」もあわせて紹介したい。

正しい洗顔方法

洗顔の方法は教えてもらえるわけではないので、自己流で洗う人がほとんどであろう。

以下に正しい洗顔のステップを挙げていく。

 

1. 最初に手を洗っておく

2. 決められた分量以上に使わない

3. ペーストは残さずきちんと泡立てる

4. 硬いもっちりとした泡より柔らかくゆるめの泡で

5. やさしくクルクルと2〜3回マッサージするように

6. 念入りなすすぎで洗顔料を残さず落とす

1. 最初に手を洗っておく

手に油分がついていると洗顔料が泡立たない。

まずはしっかりハンドソープで洗っておこう

2. 決められた分量以上に使わない

特に脂性の男性は汚れ落としのために多めの量を使いたくなるものだが、

適量以上の洗顔料は肌への過剰な刺激になってしまう。

きちんと説明を読んで適量に留めることだ。

3. ペーストは残さずきちんと泡立てる

ペーストが残っていると、顔の上で泡を立てることになり、

スクラブ洗顔と同じく肌へ強い刺激を与える原因となりうる。

4. 硬い泡より柔らかくゆるめの泡で

イメージは、毛穴の間にするりと入りこむような濃密できめ細かな泡である。

少しゆるめな泡を作ろう。

5. やさしくクルクルと2〜3回マッサージするように

ゴシゴシこすらず、軽くマッサージをするように肌をクルクルとなでるのがコツだ

上質な洗顔料を使えば泡だけで十分汚れは落とせるし、保湿効果も維持できる。

そしてクルクルと洗うことは肌に優しい。これがなにより重要である。

6. 念入りなすすぎで洗顔料を残さず落とす

なおざりになりがちな「すすぎ」。目安は10回以上!

人肌程度のぬるま湯を使ってしっかり洗顔料を洗い流すこと。

 

見た目はちゃんと落ちたようでも、毛穴の奥にまで入り込んだ洗顔料は意外と残りやすく、

のちのち肌のトラブルを招きやすいので要注意だ。最後まで気を抜かず丁寧に!

男性の肌質をよく研究した洗顔を選ぶ

ここまで肌の悩みやトラブル、洗顔の方法について紹介してきたが、

最近はメンズスキンケアもかなりメジャーになったということもあり、

ワンコインで買えるものから1万円を軽く超えるようなものまで

さまざまなアイテムが販売されるようになった。

 

その中で今回は、Amazonの「スキンケア化粧品オールインワン部門」において

売れ筋ランキング1位に輝いたこともある、

オルビス社の「ミスター」という洗顔料と化粧水のオールインワンを紹介したい。

オールインワンとは?

オールインワンとは「すべてをひとつに」という名のとおり、

「化粧水」「美容液」「クリーム」などの機能をすべて含んだアイテムを指す。

本来ならすべてひとつずつ揃えるアイテムをまとめられるというのは、

金銭的にも時間的にもまことにありがたい。

 

今回紹介する「オルビス ミスター」も、洗顔料と化粧水の2ステップだけで

オールインワンの役目を果たしてくれる優れものだ。

オルビス ミスターの特長

1. 濃密な泡が皮脂をからめとる優れた洗浄効果

汚れ落としで有名な「炭」と、「モロッコ溶岩クレイ」というダブル洗浄成分で、

肌にまとわりついた皮脂をしっかりと落としてくれるとのこと。

 

また、正しい洗顔の部分で紹介した「濃密な泡を立てやすい」点は実際に検証してみた。

2. みずみずしい肌を作る浸透感抜群のジェル

化粧水には「コラーゲン」を配合しており、

肌にハリとうるおいをもたらしてくれるそうだ。

こちらも、時間経過ごとの効果をレビューしていきたい。

3. 肌荒れ防止成分配合

男性の肌はただでさえ荒れやすいということは、すでに説明したとおりである。

「オルビス ミスター」には肌荒れ防止成分である

「グリチルリチン酸ジカリウム」が配合されており、トラブルの未然防止につながる。

 

今回はこの「オルビス ミスター」を実際に使ってみた結果をレポートしていく。

オルビス ミスターを実際に使ってみた!

というわけで実際に「オルビス ミスター」を試用してみた。

ちなみに筆者はひとり暮らしであるため、両手が洗顔の泡にまみれた状態で

うまくシャッターを切れなかったことをはじめにお詫びしておく。

まずは公式サイトにあるように、1センチほど手にとってみる。

香り:★★★☆☆

洗顔料自体は最初ほぼ無香料に近い気がしていたのだが、

泡立ててくるくると洗顔しているときにはクレイ系洗顔料独特のいい香りを感じた。

これが汚れを吸着する「モロッコ溶岩クレイ」の香りなのかもしれない。

洗ったあとも香りが続くというわけではなく、逆にそれが個人的には好みであった。

 

化粧水はほのかにメンズスキンケア商品らしい香りがしたが、

それも一瞬で、肌になじんだあとには消えてしまった。

 

「洗ったあともさわやかな残り香が欲しい!」という人にとっては

ひょっとするとやや物足りないかもしれないので、辛口ながら星3つとした。

 

ただし今はフレグランス以外の香りはまとわないほうが主流になってきているので、

時流に合っていると捉えることもできる。

泡立ち:★★★★☆

安価な洗顔料は少量だとお湯にさらさらと溶けて水っぽくなってしまう。

しかし「オルビス ミスター」は1センチくらいのわずかな量にもかかわらず、

なめらかで細かい泡になった。

コストパフォーマンスの観点からも少なく済むのはありがたい。

 

筆者は残念ながら公式サイトのようなもこもこの泡にできなかったのだが、

これはおそらく本商品に付属の「泡立てネット」を使用しなかったためだろう。

実際は下記のようになるとのこと。

https://twitter.com/orbis_mr/status/1234419912363261953

以下の画像は、最初のペーストを片手+指で泡立てはじめて

すぐ(20秒くらい)の時点。

最終的に両手を使ったらこの2倍くらいまで泡立った。

(しかし、手が塞がってしまったのだ…すまんな、メンズたちよ)

最終的には顔全体が泡で包まれるほどになったので、

どんなに不器用な人でも、ペーストを顔に塗るという事態にはなりにくいはずだ。

★は4だ。

洗い流し:★★★★☆

クレイ成分のためか、泡ではあるがしっかり洗い流さないと

表面に洗い残しのような感じがある。

 

ついこすりがちになってしまいそうだが、すすぐようにしないと

肌に過剰な刺激を与えるので気をつけたいところである。

慣れるまで違和感があるかもしれないので、★を4としておく。

 

しかしまったく落ちないわけではなく、他の点と比べて多少気になった程度だ。

洗浄力:★★★★★

これはまったくもって文句がなかった。こんなに少量で、鼻の周囲など、

とにかく落ちにくい部分の皮脂もしっかり落ちてくれた。

小鼻もざらざらがなく、毛穴の奥まで洗浄してくれた感じがある。

 

ちなみに筆者は超敏感肌なのだが、痛むこともまったくなかった。

 

ただし洗い流したあとは肌そのもので洗浄力を感じられるレベルなので、

泡のまま時間を置いておくと肌を傷めるかもしれない。

実際、Amazonでも「洗浄力がとても強いので注意」というレビューが散見される。

化粧水:★★★★☆

一瞬ピリッとしたような気がしたが、鏡を見ても赤みがなかった。

おそらくエタノールが原因かと思われるが、化粧水が冷たかったからかもしれない。

 

あれだけの洗浄力だったのでつっぱりを覚悟していたのだが、

肌は一日もちもちをキープしていた。

 

物足りない点としては、さっぱり感が強く、あっさりしているところか。

夏は涼しげで心地よいしれないが、冬場はもう少し保湿力があってもよいかと。

 

また、毛穴の収斂効果はもう少し強くてもよいかもしれない。

洗浄力が強かったので、毛穴の開きが気になった部分ではある。

 

ちなみに先ほど筆者が敏感肌だという旨をお伝えしたが、

エタノールに過敏な反応を示すことはなかった。

★4である。

総括

今回はAmazonで注目を集めている「オルビス ミスター」を使ってみた。

 

泡の立て方がうまくなかったのは

筆者が不器用なため(とうまく写真を撮れなかったから)で、

実際に洗顔をするときにはきちんとちゃんとした泡になっていた。

顔を出せなかったので、この点はどうかご容赦願いたい。

 

そして特筆すべきはやはりその洗浄力であろう。

実は、本製品を試用するためにしばらく安価な洗顔料に変えており

鼻の黒ずみが目立っていたのだが、

「オルビス ミスター」を使って1週間程度で、鼻の角栓はすっかり消えていた。

 

ここまでの洗浄力はもう文句のつけようがないので、あとは保湿力か。

つっぱるというAmazonのレビューがいくつかあったが、筆者は特に感じなかった。

 

ただし保湿に関する物足りなさは少々あったかもしれない。

また、アンチエイジング成分を配合してもらえると、ミドル世代以降にもありがたい。

 

しかしとにかく洗浄力が強い洗顔料なので、

頑固な皮脂で悩む若いメンズたちにはぴったりの商品なのではないだろうか。

もちろんミドル世代からも、脂性で悩んでいるメンズには重宝するであろう。

 

1回の使用量が少ないという点でも気軽に使いやすい。

 

今回「泡立てネット」は使わなかったのだが、

洗顔料と化粧水、泡立てネットの3点セットも販売されているので

まずはそこからトライしてみるのがベストだろう。

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