やあ、スキンケアに関心の高いメンズ諸君に質問だ。
洗顔料、化粧水はもちろん普段から使っていると思うが、美容液もちゃんと併用しているかな?
「洗顔と化粧水までは使ってるけど、美容液はまだ使ってないな…」
「美容液ってメンズもあるの?」
内心そう思ったとしたら、ぜひ美容液の利用をおすすめしたい。
今回はBrater(ブレイター)の美白美容液のレビューがメインなのだが、まずは美容液がメンズのスキンケアにおいてどのくらい重要であるかについて伝えておかないとならないな。
まずはとりあえず、美容液と混同されやすい化粧水との違いから解説しておこう。
目次
美容液と化粧水との違い
まずほとんどのメンズが使っている(よな?)、「化粧水」に注目。
化粧水の役割
化粧水には、洗顔で皮脂を洗い流してまっさらな状態から、水分を肌にたっぷりと蓄える役割を持つ。
一言でいえば「保湿」だ。
洗顔料しか使っていないというメンズは、30分〜1時間後くらいから「肌が突っ張るような感じがする」、そのさらにあとでは「もちもち感が消えた」「表面がカサカサする」といった経験をしていないだろうか?
これは肌から水分が奪われた結果である。
ちなみに肌が乾燥するとダメージを受けやすくなるばかりか、ダメージを受けて弱った肌はシミやくすみを作りやすいという大きな危険が伴う。
また化粧水には、洗浄がメインの洗顔料と異なり肌になじませることから、保湿成分だけでなく美白成分、シワやシミ、くすみの改善成分、テカりを抑える成分など、さまざまな美容成分が含まれていたりもする。
さらに、脂性肌、乾燥肌、敏感肌、混合肌など肌質によって使い分けられるよういくつかの種類があったり、なじませたあとの肌感がさっぱりかしっとりかという効果も選べたりするんだ。
美容液の役割
美容液はその名の通り「『美容』成分を補完するスキンケアアイテム」と思ってもらえればいいだろう。
プラスαといわれることもあるが、アラフォー世代には必須といっても過言ではない。
若いメンズは「美容成分を補完する」といわれてもピンとこないかもしれないが、30代中盤を迎えた頃にはもはや死活問題だ。
学生や20代は単にキレイに洗ってさえいればよかったかもしれないが、年齢を経るにつれて肌は「いたわる」ものへと変化していく。
言葉どおり「ケア」が不可欠になってくるわけだ。
そしてその重要な役割を担うのが美容液というわけである。
化粧水のところで挙げたが、美白やシワ(アンチエイジング)・シミ・くすみ対策はいうまでもなく、メンズでいえばヒゲ剃り部分の重点的なケア(肌を傷めやすいため)、毛穴を目立たなくしたり、ハリや弾力を与えたり、化粧水の「+α」としての成分が、美容液ではメインの役割になるわけだ。
もちろんダブルで使えばいうことはない。
「アンチエイジング」に関しては女性だけでなくメンズにとっても今や必須である。
肌が荒れていると不健康に見える上、ビジネスシーンでは「疲れているのでは?」「なんだか清潔感がないな」とマイナスに働くことも多い。
部下に女性がいればなおさらだ。
年齢を重ねるごとに、肌がキレイだとメンズでもほめられる確率が格段に上がる。
「肌、キレイですね!」なんて褒め言葉はもはや女性だけに向けた言葉ではないのだ。
もしまだ肌を褒められたことがなければ、精進する余地は十分にあるということだな!
乳液とは?
これは余談になるが、「乳液」を使っているメンズもいるんじゃないだろうか。
乳液は油分を含んでおり、保湿やトータルスキンケアの「仕上げ」といえる役割を持つ。
保湿成分や美容成分をコーティングするものだと思ってもらえればわかりやすいだろう。
油分は保湿力に優れているので、乾燥肌のメンズはあわせて使っておくとよいぞ。
美容液って「いつ」使うべき?
さて、おそらくこのへんでひとつの疑問が浮かんでくるはずだ。
「化粧水と美容液(さらに乳液)、どの順番で使えばいいの?」
正直、筆者も最初はまったくわからなかった。
安心してくれ。
使用する順番だが、以下のようになる。
- 洗顔料(皮脂汚れや古い角質をしっかり落とす)
- 化粧水(水分をたっぷりとなじませる)
- 美容液(美容効果を肌にもたらす)
- 乳液(保湿とすべてのスキンケア成分をコーティングする仕上げ剤)
カッコ書きの部分を読んでもらうと納得がいくかもしれない。
覚えるコツは「役割」である。
まずは洗浄。
洗ったあとに必要なのは保湿。
保湿ができたら美容ケアをする。
それらが整ったらすべての成分を閉じ込める締め作業を行う。
といった感じか。
注意すべきは乳液。
乳液は油分を含んでいるため、先に使ってしまうと化粧水や美容液を弾いてしまう。
なので、乳液(保湿クリームも)は最後に使うようにしてくれ。
化粧品と美容液の決定的な違い「医薬部外品」
また、重要なことを伝えておこう。
化粧品、すなわちメイク用品。
眉の薄いメンズや肌にニキビ跡が残ってしまったメンズが使ったりすることもあるそうだが、化粧品には美容液と決定的に異なる性質がある。
それは、美容液が「医薬部外品」に含まれる(こともある)という点だ。
医薬部外品とは、「医薬品(薬)ほどではないが、成分として効果の見込めるもの」である。
化粧品は医薬部外品にならないのだ(もちろん医薬品にもならない)。
一時期、皮膚科で処方される「ヒルロイド」という医薬品が美肌に聞くという口コミが広がり、皮膚科に人が殺到したということがあった。
これははっきり言うが、「やってはいけない」行為である。
皮膚科は怪我を負ったりニキビがただれてしまったりと、皮膚になんらかの外傷や疾患のある方々が訪れる場所である。
美容クリニックではないのに、保険適用で医薬品を入手する人が殺到すると、保険も圧迫されることになる。
そしてなにより、「本当に必要な人に届かなくなる」可能性を考えてほしい。
ヒルロイドの効果については割愛するが、美容のためのスキンケアであればむしろ美容成分に特化した美容液の方が処方薬より完全に適している。
少なくとも美白効果やシミ・くすみの対策、アンチエイジングといったものに医薬品は向いていない。
化粧品はどちらかというとケアというより「メイクをする」ことでそれらをカバーするという役割だな。
そうなってくると、医薬部外品である美容液がどれだけ欠かせないものなのか、よくわかるだろう。
前置きが長くなったな、すまんすまん。
それでは、今回使ってみたBrater(ブレイター)の美容液について紹介していきたい。
Brater 薬用美白エッセンス(美容液)
Brater(ブレイター)の美容液。
曰く「美白・保湿を叶える」とのこと。
筆者がこの美容液に注目した理由を挙げておこう。
- シミやたるみ、シワに効果を発揮(アンチエイジング)
- 保湿効果をさらに高める
まず「アンチエイジング」という部分だ。
筆者はもうすぐ40歳を迎えるのだが、同世代の友人から「シミができた!」という報告をしばしばもらう。
「白髪が!」と同じくらいの頻度だな。
シミについては早めに対処してきたのでとりあえず筆者はまだ差し迫った状況ではないが、加齢とともにどうしてもシミやくすみは生まれやすくなるし、若いメンズを見かけるとやはり「肌質が違う…。」と感じてしまう。
体型であったり、毛髪であったり、劣化しやすいものはできるだけその速度を遅らせたいと思うのだが自然な感情だろう。
できれば「若いころの自分を取り戻したい」が理想ではあるが、なかなかに難しいのが現実だ。
であれば、思い立ったその日から始めるのがベスト。
そしてアンチエイジングと同じくらい重要な「保湿」効果。
メンズの肌は女性と比べて水分量が少なく、しかも水分が蒸発しやすいという残酷な特徴がある。
そして、肌の水分不足は肌トラブルへとつながる。
つまり、本来スキンケアは女性より男性のほうがしっかりと行うべきものなのだ。
カサカサでシワシワの肌に悩むのはアラフォーには早すぎる。
なので今回、Brater(ブレイター)に頼ったというわけだ。
Braterシリーズまとめ
左から順に、洗顔料、化粧水、美容液だ。
ちなみに今回は洗顔料と化粧水もすべて揃えて使ってみたので、ぜひ他の記事も読んでもらいたい!
Brater(ブレイター)美白美容エッセンス・開封の儀!
見慣れないメンズは、この美容液のビンが新鮮かもしれないな。
素材はプラスチックではなくマットな質感のガラスで、高級感があってなんとなく嬉しい。
ちなみに元々はちゃんと箱に入っているぞ。
で、美容液のキャップを開けるとこうなっている。
わかるかな?
黒い部分はゴム状のいわゆる「スポイト」になっているんだ。
上の部分を押してキャップから出すと、1回分が自動でガラス部分に含まれるという仕組みである。
ちなみに今回はあえてわかりやすくかなり吸い込んだので多めになっているが、実際はこの半分くらいでOK。
極上のとろみに感動
おわかりいただけただろうか…。
Brater(ブレイター)の美容液は、とろみが半端ないのである。
実は化粧水も若干のとろみがあるのだが、美容液はそれを軽く超えるとろみの濃さ。
糸を引くまではいかないが、とにかく、濃い。
これが肌に乗ると思うと…オラ、ワクワクしてきたぞ!!!
やわらかっ!ふわっとしたつけ心地
というわけで肌になじませてみる。
感覚は、やわらかでふわふわ。
化粧水とは明らかに違うし、乳液や保湿クリームのような固さもない。
とろみがあるおかげで、頬をつたってこぼれ落ちることがない。
洗顔料でキレイに汚れを落として、化粧水で十分に水分を含ませたふっくらもっちり肌に美容液が溶けるようにしみこんでいく。
とろみが毛穴にすーっとしみこんでいくイメージを脳内に浮かべる。
実際、イメトレは大事だぞ。
筋トレやダイエットもそうなんだが、思い込みは体に影響を与えるのだ。
このつけ心地は正直、クセになる。
肌に栄養を与えている感じがする。
長らくスキンケアにいそしんでいるが、楽しいと思えたのは久しぶりだ。
肌質の変化:保湿
なじませてしばらく置き、肌を触ってみる。
…陶器か!?
とにかくツルツルなのだ。
カサカサ、ゼロ。
そして、しっとり、もっちり。
初めのうちは何度も頬の肉を指でつまんでいました。
水分を閉じ込める力が強いのであろう。
半日くらい、この心地よさは続いた(徐々に皮脂が出てくるので拭きとった)。
肌質の変化:美白
これは洗顔料と化粧水の記事でも書いたのだが、4週間目にしてヘアサロンの女性アシスタントさんから「なんだか…肌、白くなりましたか?」と言われたのである!
ちょうど髪を洗ってもらうところで、仰向けになって顔の上にティッシュ?を置いてもらうとき。
同じサロンに2年通っていてはじめて言われた…。
そのアシスタントさんは細かいところによく気づく人で、フレグランスを変えたり、アクセサリーを違うものにしたりするとほぼ初見で見つけてくる。
なので、彼女の視点にはかなりの信頼を置いている。
「スキンケア、楽しい!」と心の底から思った瞬間だった。
その他の特徴
ひとつ人によっては気になるかもしれないが、ほぼ無香である。
化粧水もほとんど香らないのだが、美容液に関してはほとんどまったく香らない。
なので、スキンケアに香りの要素を求めるメンズは要注意だ(香りはスキンケアの実感を得やすいからな)。
あとは、肌への刺激。
Brater(ブレイター)はまったくといっていいほど刺激(痛み)がなかった。
筆者はかなりの敏感肌で、洗顔や化粧水すぐに顔が赤くなってしまう。
しかも、ヒリヒリと痛むのだ。
かなり高いスキンケアシリーズを購入してみたこともあるのだが、顔が真っ赤になってヒリヒリというかズキズキとしたのですぐに使用をやめたという経緯もある。
誤解されがちなのだが、高ければ低刺激というわけではないのだ。
筆者の弱い肌に合うスキンケア用品は少ないので、1週間で一軍入りしたと追記しておこう。
まとめ
Brater(ブレイター)を使うまでは超敏感肌専用ブランドのスキンケアシリーズを使っていたのだが、やはり洗浄力が弱いような気がして物足りなかった。
本シリーズもたしかに洗浄力は若干抑えめであったものの(洗顔料の記事参照)、アラフォー世代に重要なのは汚れ落としの強さより肌へのいたわりなのだ。
そういう意味で、化粧水と美容液でしっとりもちもち、しかも白くなった(らしい)肌という結果には非常に満足している。
ちなみに美肌には規則正しい生活や偏りのない栄養摂取などもかかわってくるので、せっかくBrater(ブレイター)で本格的なスキンケアを始めるなら、ライフスタイル全体を健康なものに変えていくべし!
というわけでレビューは以上だ。
アラフォー世代のメンズたちよ、肌に幸あれ!